狂犬病の見分け方
動物における狂犬病の識別
狂犬病に感染した動物は主に2つの症状を示します。最も一般的なのは、無差別に攻撃的になり、口から泡立つような過剰な唾液を分泌することです。このような動物は人を噛む危険性が高く、ウイルスを伝染させます。もう一つは「鈍性狂犬病」と呼ばれ、野生動物が人間に対して異常に従順になるケースです。通常は人から逃げるはずの動物が逃げず、近づいてくることがあります。
人間の症状
狂犬病は潜伏期間が長く、症状が出るまでに数週間から数か月かかります。症状が現れた時点で治療は極めて困難です。主な症状は以下の通りです。
- 発熱、頭痛
- 水恐怖(恐水症)や嚥下困難
- 不安感、混乱、過剰な唾液分泌
- 部分的な麻痺
検査と治療
人が狂犬病に感染したかどうかは、血液や組織サンプルを用いた検査で判定します。動物の場合は血液検査に加え、脳組織の検査が行われます。感染が疑われる動物に噛まれた場合は、速やかに狂犬病ワクチン(予防接種)と免疫グロブリンを投与し、感染拡大を防止します。
