肝内胆管がんの治療法
米国がん協会によると、肝内胆管がん(肝内胆管癌)は肝臓内の小さな胆管枝に発生する悪性腫瘍です。年間約2,000例と稀な疾患ですが、早期は症状がほとんど現れません。
症状
- 黄疸(皮膚や眼の黄変)
- 灰白色の便
- 掻痒感
- 食欲不振、体重減少
- 発熱・悪寒
- 腹部・背部の疼痛
手術
腫瘍が小さく局所に限局している場合は外科的切除が選択されます。腫瘍が肝臓内に広がっている場合は、胆管だけでなく周囲の肝組織やリンパ節も併せて切除します。
肝移植
腫瘍が完全に切除できない患者に対しては、肝移植が検討されます。移植前に放射線療法や化学療法で腫瘍を縮小させることが一般的です。
放射線療法
放射線は腫瘍細胞を破壊するために使用され、外部ビーム放射、体内照射、放射性免疫療法、粒子線治療など様々な方法があります。多くの場合、化学療法と併用して効果を高めます。
光線力学療法(PDT)
光感受性薬剤を投与し、内視鏡で胆管内にレーザー光を照射して薬剤を活性化させ、腫瘍細胞を死滅させます。手術や移植が不可能な患者に適用されます。
内科的治療(胆管ドレナージ)
手術が不適応または切除不能な場合、ステントやプロテーゼを胆管に留置して胆汁の流れを確保し、症状緩和を図ります。根本的な治療ではなく、緩和的な目的です。
治療選択は腫瘍の大きさ・進行度・患者の全身状態に応じて決定され、外科手術、肝移植、放射線・化学療法、光線力学療法、胆管ドレナージが組み合わせて行われます。
