日光が関与する疾患と症状
種類
- 日光によって発症または悪化する疾患には、皮膚がんや全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性硬化症などの自己免疫疾患があります。一方、日光不足に起因する疾患としては、くる病、骨軟化症、季節性情動障害(SAD)があります。
症状
- 日光に敏感な疾患(例:SLE)では、日光曝露により皮膚の発疹、紅斑、関節や臓器の炎症が起こります。皮膚がんの兆候としては、皮膚結節の増殖や母斑の変化があります。骨軟化症は筋力低下や骨痛が主症状です。SADは抑うつ感、焦燥感、エネルギー低下を伴います。
原因
- SLEの正確な原因は不明ですが、遺伝的要因と環境要因が関与すると考えられています。皮膚がんは遺伝的素因と過度の日光曝露が主な原因です。くる病・骨軟化症はビタミンD欠乏が根本原因です。
合併症
- SLEは腎臓、肺、心臓、脳への障害を引き起こす可能性があります。治療せずに放置した皮膚がん(特にメラノーマ)は血流や臓器へ転移します。くる病・骨軟化症は骨折や歯の変形リスクを高めます。重度のSADは自殺行動、物質乱用、社会的引きこもりを招く恐れがあります。
予防・対策
- 日光過敏症の人は、長袖や帽子などで肌を覆い、SPF15以上の広域スペクトラム日焼け止めを使用してください。日光不足の場合は、ビタミンDのサプリメントを摂取し、室内でも自然光を取り入れる工夫が症状改善に役立ちます。
