タンパク質欠乏が引き起こす主な疾患とは?
タンパク質が不足すると、様々な疾患や健康障害が引き起こされます。以下に主な代表例を紹介します。
クワシオルコール(Kwashiorkor)
主に幼児に見られる重度のタンパク質欠乏症です。成長障害、浮腫(むくみ)、腹部膨満が特徴で、下痢や皮膚感染、精神発達遅滞を伴うことがあります。
マラズム(Marasmus)
こちらも幼児に多い重度の栄養不良で、極端な体重減少、脱水、下痢が見られます。肺炎、結核、敗血症など二次感染のリスクも高まります。
むくみ(Edema)
体内に余分な水分がたまり、皮膚や組織が腫れる状態です。タンパク質欠乏により血漿タンパクが減少し、血管内圧が低下することで起こります。
ペラグラ(Pellagra)
ビタミンB3(ナイアシン)欠乏が原因で、タンパク質・炭水化物の代謝が障害されます。下痢、皮膚炎(光過敏性皮膚炎)、認知症(痴呆)を引き起こす「3D症候群」が典型的です。
壊血病(Scurvy)
ビタミンC欠乏によりコラーゲン合成が阻害され、歯茎出血、皮膚潰瘍、関節痛などが現れます。コラーゲンは皮膚や骨、結合組織に不可欠なタンパク質です。
くる病(Rickets)
ビタミンD欠乏が原因で、カルシウムとリンの吸収が低下し、骨の形成不全を招きます。足が外反したり、膝が内側に曲がったり、成長障害が見られます。
