シグモイド結腸の冗長性(腸捻転)の治療法は?
シグモイド結腸捻転(冗長性)とは
シグモイド結腸は大腸の左下部に位置するS字状の部分です。これがねじれて閉塞すると、シグモイド結腸捻転(冗長性)と呼ばれ、腹痛、吐き気、嘔吐、便秘などの症状が現れます。
治療の選択肢
保存的治療
軽度の場合は、浣腸や内視鏡的除去(大腸鏡)などの非外科的手段で捻転を解消し、腸管機能を回復させることが可能です。
外科的治療
症状が重い、あるいは保存的治療で効果が得られない場合は手術が必要です。主な手術法は次のとおりです。
- 腹腔鏡手術:腹部に小さな切開を数か所入れ、カメラと特殊器具で捻転を解除し、損傷した組織を切除します。回復が早く、傷跡も小さいのが特徴です。
- 開腹手術:腹部に大きな切開を行い、直接シグモイド結腸にアクセスして捻転を解消します。患者の状態や外科医の経験により選択されます。
手術法選択の基準
手術の方法は、患者の全身状態、捻転の重症度、合併症の有無、外科医の熟練度などを総合的に判断して決定します。
術後の経過とリスク
手術後は数日間入院し、腸管の回復と感染・出血の有無を観察します。主な合併症としては、創部感染、出血、周囲臓器の損傷などがありますが、適切な管理により多くの場合は問題なく回復します。
