アルコールや薬物の使用状況は、ソーシャルワーカー、カウンセラー、心理士、精神科医などのメンタルヘルス専門家が、DSM(診断・統計マニュアル)に基づく質問を通じて評価します。以下の項目は、適切な治療計画を立てるために必要な情報を収集するための主要な評価基準です。
耐性(Tolerance)
- 使用開始時と現在の使用量を比較し、同じ効果を得るために必要な量が増えているかを確認します。
離脱症状(Withdrawal)
- 身体的・情緒的な離脱症状(イライラ、不安、震え、発汗、吐き気・嘔吐など)の有無、強さ、頻度、持続時間を質問します。
- 離脱症状を避けるために追加で物質を摂取した経験があるかも評価します。
使用の制御困難(Control)
- 意図した量以上に飲酒・服用してしまうか、酔いを目的に飲む、1杯で止められないといったパターンを確認します。
有害結果が出ても使用を継続(Continued Use Despite Consequences)
- DUIや職場での遅刻など、アルコール・薬物使用による否定的な結果があっても使用をやめないかを質問します。
活動の放棄(Neglecting Activities)
- 仕事、学業、趣味、対人関係など、日常生活の活動をアルコール・薬物使用のために削減・回避しているかを評価します。
使用に費やす時間(Time Consumed)
- 入手、使用、隠蔽、計画、回復にどれだけの時間とエネルギーを費やしているかを尋ねます。
- 家族や職場、友人に使用を隠すための行動も評価対象です。
減量・中止の失敗経験(Unsuccessful at Stopping or Cutting Down)
- 減量や完全中止を試みたが成功しなかった具体的なエピソードを聞き、再挑戦に向けた支援策を検討します。
