耳に影響を与える主な疾患と対策
耳は外部に露出している上に非常に敏感な器官であり、さまざまな疾患にかかりやすいです。表皮だけのトラブルは美容上の問題に留まりますが、内耳まで影響が及ぶと聴覚障害を招く恐れがあります。代表的な耳の疾患として、外耳・中耳炎(Otitis)、前庭蝸牛炎(Labyrinthitis)、毛嚢炎(Folliculitis)の3つが挙げられます。
外耳炎・中耳炎(Otitis)
Otitis は外耳または中耳の感染や炎症を指し、原因は異物、湿った環境(「スイマーイヤー」)、アレルギーなど多岐にわたります。主な症状は耳の痛み、めまい、かゆみです。多くの場合、点耳薬や抗生物質で治療できます。
前庭蝸牛炎(Labyrinthitis)
Labyrinthitis は内耳の前庭蝸牛神経がウイルス性(稀に細菌性)に炎症を起こす重篤な疾患です。症状は軽度のめまいから激しい回転性めまい、吐き気までさまざまです。治療には抗ヒスタミン薬や抗めまい薬、ステロイドが用いられ、早期治療が聴力低下防止に重要です。
毛嚢炎(Folliculitis)
毛嚢炎は毛根部が細菌(主に黄色ブドウ球菌)に感染することで起こります。耳毛は細く目立ちにくいため、感染が進行しやすく、脳に近い位置にあるため注意が必要です。症状は耳周辺の皮膚の赤みや持続的なかゆみです。抗菌薬を経口または局所投与で治療します。
