聴覚保護デバイスのテスト方法
イヤープラグやイヤーマフは、騒音から耳を守るために設計されています。適切なデバイスを選ぶには、対象となる騒音のレベルと、遮断したい音量を考慮する必要があります。すべての聴覚保護具にはノイズリダクションレーティング(NRR)が付与されていますが、NRRは実際の保護効果を必ずしも正確に示すわけではありません。正しい保護性能を確認するために、実際に測定して評価することが重要です。
必要なもの
- 音響処理された部屋
- 校正済みオーディオメーター
- 校正済みスピーカー 1 台
- 聴覚保護デバイス(イヤープラグ/イヤーマフ)
- オーディオグラム(聴力測定結果)
手順
- リスナーの椅子を音響部屋の校正位置に設置し、スピーカーに向かせます。
- 保護具なしで測定する旨をリスナーに伝えます。
- リスナーに、音(ワーブルトーン)を聞いたら手を挙げるよう指示します。
- 周波数を 1000 Hz、音量を 60 dB に設定します。
- 1 秒間ワーブルトーンを鳴らし、リスナーの反応を待ちます。
- 手が挙げられたら音量を 10 dB 下げ、再度音を提示します。
- リスナーが手を挙げなくなるまで手順 3〜5 を繰り返し、聞こえない最小音量を確認します。
- 音量を 5 dB 上げて再度提示し、反応を確認します。
- 反応がない場合はさらに 5 dB ずつ上げ、リスナーが手を挙げるまで続けます。
- リスナーが反応した音量をオーディオグラムに記録します。
- 同じ周波数で同じ音量が 2〜3 回記録されるまで手順 6〜10 を繰り返し、閾値を決定します。
- 2000 Hz、4000 Hz、8000 Hz、250 Hz、500 Hz の各周波数について手順 2〜8 を実施し、全ての測定が完了したら次へ進みます。
- リスナーに保護デバイスを装着させ、手順 4〜12 を同様に実施します。
- 保護デバイス装着時と未装着時の閾値差を求め、各周波数での遮音効果(dB)を算出します。
