耳管(ユースタキア管)の痛みを和らげる方法

Eustachian tube(耳管)は中耳の奥にある細い管です。風邪や副鼻腔炎で粘膜が腫れると、耳管が詰まりやすくなります。その結果、中耳に痛みが生じ、鼓膜の裏に液体や圧がたまり、放置すると鼓膜が破れることもあります。痛みが数日以上続く場合は、必ず医師の診察を受けてください。

鎮痛剤の使用

市販の鎮痛剤で耳の痛みを和らげます。子どもには体重に合わせた小児用イブプロフェンまたはアセトアミノフェンを4〜6時間ごとに投与し、用量は薬剤のラベルを確認してください。成人はアセトアミノフェンまたはイブプロフェンを200〜400 mgを4〜6時間ごとに服用します。これにより痛みと発熱を同時に抑えることができます。

温熱療法

温めたタオルや低温設定の温熱パッドを耳の上に15分程度当てて血行を促進し、痛みを軽減します。また、蒸しタオルや温かいシャワーの蒸気を利用して鼻腔と耳管を湿らせ、粘液の排出を助けることも有効です。

耳滴(イヤードロップ)

温めた耳滴を1日2回、患側の耳に数滴垂らします。医師から処方されたステロイド点鼻薬や抗生物質入りの耳滴を使用する場合は、指示通りに3回/日などの頻度で投与してください。家庭療法として、温めたオリーブオイルを数滴入れる方法もあります。

抗生物質の服用

細菌感染が疑われる場合は、医師の処方した抗生物質を指示通りに服用します。効果が出るまで数日かかりますが、症状が改善したからといって途中で中止せず、全ての薬を飲み切ることが重要です。

耳管チューブ(耳管挿入術)

痛みが数日以上続く、または聴力低下がある場合は、耳鼻科で耳管チューブの挿入を検討します。外来手術で行われ、数日で症状が改善します。耳が回復すればチューブは自然に抜け落ちます。

耳と聴覚 - 関連記事