耳の液体(滞留)を減らす方法
耳が炎症を起こすと、ユースタキア管から正常に排出されるはずの液体が耳内にたまりやすくなります。この液体が感染すると、発熱や耳の痛みを伴う中耳炎になります。感染を抑え、液体の排出を促すために医師は抗生物質を処方しますが、慢性的な中耳炎の場合は手術が必要になることがあります。
両側鼓膜切開術(BMT)は、鼓膜に圧力平衡チューブ(PEチューブ)やチューブを挿入し、液体のたまりを防ぐ手術です。
手術までの流れ
まずは抗生物質や「様子を見る」など他の治療法を試みます。ウイルス性の中耳炎や抗生物質に反応しないケースもあるため、薬でコントロールできる場合は手術は不要です。
手術は全身麻酔下で行われ、病院での滞在時間は手術前後を含めて数時間です。手術自体は10〜15分で終了します。
医師は耳道から鼓膜に小さな穴を開け、中耳にたまった液体を排出します。切開は外科的な切開や縫合は不要です。
液体を除去した後、鼓膜に極小のプラスチックチューブを挿入します。このチューブが圧力を均等にし、液体が自然に流れるようにします。
チューブは通常6か月から18か月程度留置されます。定期的に医師の診察を受け、異常がないか確認しましょう。
場合によっては再手術が必要になることがあります。特に2歳未満でチューブを入れた子どもの約4人に1人は再度チューブが必要になると報告されています。
