エプリー法で改善する良性発作性位置めまい(BPPV)の手順

エプリー法は、良性発作性位置めまい(BPPV)を改善するための体位変換法です。BPPVは、耳内の耳石(オトコニア)が異常に移動し、頭を動かすたびに強いめまいが起こります。エプリー法では、重力の力を利用して耳石を本来の位置へ戻し、めまいを解消します。

準備

  • ベッドの上に、頭側と足側が伸びる形で枕を置きます。枕の長辺が体の長さに沿うように配置します。
  • 枕の端に座り、足はまっすぐ前に伸ばした状態にします。
  • 頭を左右にゆっくり回し、めまいが出る側が患側です。そのまま頭をその方向に向けたまま、枕の上部(首の後ろ)に頭を置き、顎をやや上げて後屈させます。
  • 転倒防止のため、必ず誰かに補助してもらい、3分以上その姿勢を保ちます。

手順

  • 頭を反対側に回します。最初に20秒ほどその姿勢を保ち、次に患側とは反対側へ回してさらに3分間保持します。重力で耳石が内耳から外へ移動します。
  • 体全体を患側とは反対側に横向きに転がします。頭は動かさず、腕は体側に下げたまま。さらに3分間その姿勢を保ちます。
  • 顔をマットレスに向け、鼻が布団に触れるようにし、2〜3分間保持します。

姿勢復帰

  • 顎を胸に近づけるように首を前屈させます。そのままゆっくりと座位に戻ります。
  • 顔を正面に向け、耳石が再び動かないようにゆっくり起き上がります。顎は下げたまま、数分間座って様子を見ます。
  • 補助者がいることを確認し、立ち上がります。ほとんどの場合、この時点でめまいは解消しています。

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