めまいと耳の痛み:主な原因と対策

めまいとともに耳の痛みが現れることがありますが、多くは軽度で一時的です。主な原因は中耳炎や外耳道炎(スイマーズイヤー)、発作性頭位めまい症(BPPV)、メニエール病、片頭痛、内耳炎(前庭神経炎・ラビリンス炎)などです。以下に代表的な原因と特徴、対処法を紹介します。

中耳炎

最も一般的な原因は中耳炎(Otitis media)です。特に幼児に多く、3歳までに約75%が経験しますが、大人でも起こります。耳の痛みとめまいを伴い、抗生物質による治療が必要になることがあります。

外耳道炎(スイマーズイヤー)

水泳や海での長時間の活動で耳道が湿った状態になると、外耳道の保護層が弱まり細菌感染しやすくなります。多くは自然に改善しますが、症状が重い場合は抗生物質が処方されます。

発作性頭位めまい症(BPPV)

頭の位置変化で起こるめまいで、めまいに加えて耳の痛み、視界のぼやけ、吐き気を伴うことがあります。60歳以上に多く、内耳の耳石器官(オトリス)が移動または損傷することで発症します。リハビリ体操(エプリー法)で改善が期待できます。

メニエール病

内耳に液体が過剰にたまり、突然のめまい(数分〜1時間)、耳鳴り、難聴、頭痛、耳の圧迫感が現れます。原因は不明で、自然に症状が軽減することがありますが、薬物療法や食事制限で管理します。

片頭痛

激しい頭痛に加えてめまい・めまい感が起こることがあります。片頭痛性めまいは数分から数日続き、乗り物酔いなど二次的要因で誘発されることがあります。鎮痛薬と安静が基本です。

内耳炎(前庭神経炎・ラビリンス炎)

ウイルス感染が原因と考えられ、急激な強いめまいと内耳の痛み、吐き気、バランス障害を引き起こします。数日で自然に改善することが多く、症状が重い場合はステロイドなどで治療します。

症状が続く場合や重篤な場合は、早めに耳鼻科や神経科を受診してください。

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