外耳道真菌感染症(オトミコシス)
真菌の種類
診断のために医師は綿棒で耳の分泌物を採取し、サブロウデキストロース寒天培地に塗布して30℃で培養します。主に以下の4種が検出されます。
- アスペルギルス・フミガータス
- アスペルギルス・ニガー
- カンジダ・アルビカンス
- カンジダ・トロピカリス
症状
外耳道に真菌が増殖すると、炎症、鱗屑、かゆみ、強い不快感が現れます。放置すると、真菌の菌糸が混ざった膿性のかさぶたができ、耳が詰まって耳鳴りや難聴を引き起こすことがあります。
診断
まずは症状と視診で疑いを立て、滅菌綿棒やピンセット、または生理食塩水で分泌物を採取します。顕微鏡検査で菌糸や胞子が確認できれば真菌感染と診断できますが、正確な種の同定には培養が必要です。
耳鼻咽喉科専門医の受診が推奨されます。細菌性と真菌性の症状は似通っているため、抗生物質の不適切な使用は常在菌を減らし、真菌の増殖を助長します。
治療法
まずは耳道内のかさぶたや分泌物を医師が吸引やピンセットで除去します。自宅で水を流すと湿度が上がり真菌が増えるため絶対に行わないでください。除去後は医師処方の局所抗真菌薬(滴剤や軟膏)で治療します。
その他の情報
真菌は湿度と温度が高い環境を好むため、外耳道は理想的な増殖場所です。男性は屋外作業や土壌・腐敗有機物に触れる機会が多く、女性より感染リスクが高いとされています。特に高温多湿でほこりの多い環境にいる人は注意が必要です。
