症状の確認

耳鳴りは、耳の中で鳴る音(鳴る、ブンブン、ドンドン、うなる、カチッといった音)として感じられます。両側性耳鳴りは、これらの音が左右両方の耳で同時に感じられる状態です。音の大きさは人によって異なり、時間帯や状況によって変動することがあります。

特徴

一般に、片側だけの耳鳴り(単側性)に比べて両側性耳鳴りは重篤度が低いとされています。主な原因は大音量の騒音やアスピリン過剰摂取などです。一方、単側性耳鳴りは動脈瘤や腫瘍など重大な疾患を示すことがあります。

タイプ

耳鳴りは大きく分けて「客観的耳鳴り」と「主観的耳鳴り」の2種類があります。客観的耳鳴りは医師が聴診器で音を確認でき、構造的な問題や異物、耳内の液体が原因です。主観的耳鳴りは患者本人しか音を感じず、医師が直接確認できません。

罹患率

米国では約4,000万人が耳鳴りを経験しており、そのうち1,000万人が重度です。両側性耳鳴りは単側性よりもはるかに多く、特に40〜70歳の中高年に多く見られます。男性の方が女性よりやや高い傾向があります。

予防と対策

大音量に頻繁にさらされる人は、耳栓や防音ヘッドホンなどで耳を保護することが重要です。客観的耳鳴りの場合は、異物除去や液体の排除、構造的な修正で比較的容易に治療できます。主観的耳鳴りは治療が難しく、マスキング、認知行動療法、電気刺激などの方法が試みられます。

生活への影響

両側性耳鳴りは常に音が鳴り続けるため、外部の音が聞き取りにくくなり、日常生活や仕事、睡眠に支障を来すことがあります。重度の場合は生活の質が著しく低下します。

注意点

多くの場合、重大な基礎疾患は伴いませんが、稀に生命に関わる病状が耳鳴りとして現れることがあります。症状が続く場合は速やかに医師の診察を受けましょう。