なぜ頭部外傷が耳鳴りを引き起こすのか?
音が耳に届く仕組み
大きな音がすると、音波の振動が外耳を通り鼓膜を揺らします。この振動は中耳の3つの小骨(槌骨・砧骨・鐙骨)に伝わり、最後の鐙骨が蝸牛(コクレア)に圧力をかけます。蝸牛は液体で満たされたらせん状の構造で、内部の細かな毛細胞が振動を電気信号に変換し、聴神経を通じて脳へ送ります。
頭部外傷が耳鳴りを引き起こす理由
頭部に衝撃が加わると、蝸牛の毛細胞や聴神経が損傷することがあります。この損傷により、脳に異常な信号が送られ、耳鳴り(ティンパナス)が生じます。また、外傷によって内耳に液体がたまりやすくなり、これも耳鳴りの原因となります。
耳鳴りの経過と対処法
頭部外傷後の耳鳴りは多くの場合、数週間で自然に改善しますが、まれに長期間、あるいは永続的に続くことがあります。数週間経っても改善しない場合は、他の疾患が隠れていないか確認するために医師の診察を受けることが重要です。
