垂れ下がったまぶたが視力に与える影響

眼瞼下垂(がんけんかすい)は、まぶたの筋肉が弱くなる、神経が損傷する、皮膚の弾力が失われるなどの理由で、まぶたが垂れ下がる状態です。UCサンディエゴ・ヘルスシステムによると、全人口の約5%が罹患しており、年齢とともに発症率が上昇します。

原因

  • 加齢による筋肉の衰えや脂肪パッドのずれ、眼瞼挙筋(まぶたを開く筋)の離脱。
  • 先天的な筋肉欠損。
  • 糖尿病、脳卒中、ホルネル症候群、重症筋無力症、脳腫瘍など、神経や筋肉に影響を与える疾患。

影響

  • 軽度の下垂では見た目以外に視力への影響は少ない。
  • 重度の場合、まぶたが瞳孔を覆い、視野の周辺部が遮られることがある。中心視力は比較的保たれるが、視野検査で範囲が狭くなることが確認される。

治療法

  • 眼瞼形成術(ブレファロプラスティ)は、局所麻酔下でたるんだ皮膚や余分な脂肪を除去し、離脱した挙筋を再付着させる手術です。手術時間は40分~1時間で、術後1週間程度で日常生活に復帰できる。
  • 手術が適さない場合は、特殊な眼鏡フレームにワイヤーを取り付け、まぶたを持ち上げる装具が使用されることがある。

留意点

  • 新たに眼瞼下垂が現れた、または急速に進行する場合は、できるだけ早く眼科専門医を受診すべきです。
  • 子どもの場合、放置すると弱視になる恐れがあるため、早期治療が重要です。

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