バイフォーカルと一般的な眼鏡の違い
眼鏡の発明
1268年、ロジャー・ベーコンは凸面を目に向けたガラスやクリスタルを使うと文字が大きく見えると記述しました。1289年にはディ・ポポゾが眼鏡なしでは読めなくなると語り、眼鏡は視力が衰えた高齢者のために発明されたと述べています。1306年、ピサの修道士は眼鏡が誕生して20年になると説教し、眼鏡は1268年から1289年の間に初めて使用されたと考えられます。
眼鏡フレームの進化
眼鏡が登場した当初は、どうやって顔に固定するかが課題でした。1730年、ロンドンの眼鏡職人エドワード・スカーレットが耳の上に乗せる硬いサイドピースを考案し、装着感が向上しました。1752年にはジェームズ・エイスコックが二重ヒンジ式のサイドピースを開発し、フレームの調整が容易になりました。
バイフォーカルの誕生
ベンジャミン・フランクリンは、作業内容に応じて眼鏡を切り替える不便さに苛立っていました。遠くを見るための眼鏡と近くの作業用の眼鏡を別々に持っていた彼は、1760年から1780年にかけて上下に異なる度数を持つレンズを一つにまとめたバイフォーカルを発明しました。上部を通すと遠くが見え、下部を見下ろすと文字がはっきり読み取れます。
バイフォーカルの変遷
初期のバイフォーカルは、遠視用の凸レンズと近視用の凹レンズがはっきりと分かれており、上部が突出し下部が凹んでいました。技術の進歩により、二つのレンズの境界は細いラインだけになり、さらにラインさえ見えない「プログレッシブレンズ」も登場しました。プログレッシブレンズは、使用者だけが異なる度数を同時に使用していることに気付くことができます。
