プレミアム・プログレッシブレンズの種類と特徴
プログレッシブレンズ(プログレッシブ・アディション・レンズ、PALS)は、遠く・中間・近くの視界をシームレスに切り替えることができるレンズです。従来のライン付き二焦点レンズと異なり、視界にラインがなく、遠方から近方へと滑らかに移行する「通路(チャンネル)」が設けられています。プレミアムレンズは、この通路が長く、広く、または高度な光学設計が施されており、使用シーンに合わせた最適な視野を提供します。
広い遠方視野を実現するレンズ
Vision Ergonomics Laboratory(ジェームズ・シーディ博士)が28種類のプログレッシブデザインを比較した研究(2004年2月号『Optometry Journal』)では、遠方視野が最も広い上位5製品が以下の通り示されました。
- ヤンガー・オプティカル・イメージ
- ソラ(Sola)「Percepta」
- エシロール「Super No-line」
- シャミール「Genesis」
- ビジョンイーズ「Outlook」
遠距離での作業が多いドライバーや教師などに適しています。
広い中間通路を備えたレンズ
同研究で中間視野が最も広い上位5製品は次の通りです。
- ジョンソン・エンド・ジョンソン「Definity」
- ペンタックス「AF Mini」
- ツァイス「Gradal Top Progressive」
- アメリカン・オプティカル「Pro 15」
- SOLA「Max Progressive Lens」
中間距離での作業(パソコン操作、レジ作業、設計図の閲覧など)が中心の方に有利です。
個別設計のカスタマイズプログレッシブレンズ
最新のプレミアムレンズは、患者の処方と眼・頭部の動きを解析し、個々の視覚エルゴノミクスに合わせて設計されます。例えば、エシロールの「Varilux i·séo」は、眼球の動きが大きいほど広い視野を、頭部の動きが大きいほど側方歪みが少ない狭い二焦点領域を提供します。
その他のカスタマイズレンズ例:
- シャミール「Telegraph」
- ローデンストック「Multigressive ILT」
- シーノー「Super P1」
- ホーヤー「Hoyalux iD」
- ツァイス「Gradal Individual」―個人の処方に基づく特殊な凸曲面を採用
自分の使用シーンと視覚特性に合ったプログレッシブレンズを選ぶことで、快適な視界と目の疲れ軽減が期待できます。
