眼の病変の種類
医学的に「病変」とは、腫瘍を含む体内の局所的な異常構造変化を指します。眼の病変は、眼球内部でも外部でも発生し、加齢、疾患、外傷などさまざまな原因があります。
加齢に伴う眼の病変
加齢黄斑変性(AMD)は、網膜の中心部である黄斑を損傷し、主に「ジューセン」と呼ばれる小さな沈着物が先行します。ジューセンには「硬性ジューセン」などのタイプがあり、進行すると「地理的萎縮」と呼ばれる広範な病変が生じます。
疾患・病状による眼の病変
虹彩黒色腫は、皮膚に多く見られる悪性腫瘍が虹彩に発生した例です。色素性の瘢痕として現れ、虹彩表面や眼底へ血液を供給する血管内に病変ができることがあります。
糖尿病性網膜症は、糖尿病患者に見られる網膜血管の浮腫や出血が原因で、網膜上に病変が形成されます。症状が現れないこともありますが、進行すると視力低下や失明に至ります。
外傷による眼の病変
眼への外傷は、外部・内部の損傷を引き起こす可能性があります。鈍的外傷や穿刺によって網膜剥離が起こることがあり、これは緊急処置が必要な状態です。
転倒などの軽度の外傷でも、眼組織に病変が生じることがあります。眼は微細な構造が複雑に連携して視覚を司るため、外傷後は速やかに眼科医の診察を受けることが重要です。
