白内障手術で使用するレンズの測定方法

白内障は、水晶体が濁ることで視界がぼやける進行性の疾患です。水晶体は体内で最も密度が高く、光を屈折させて像を結ぶ重要な役割を担っています。紫外線や放射線への長時間曝露、加齢、外傷、糖尿病や高血圧といった全身疾患、遺伝的要因などが原因となり、片眼または両眼に発症します。治療法としては、濁った水晶体を透明な人工レンズ(IOL)に置換する白内障手術が一般的です。手術は外来で行われ、数分で完了します。

必要なもの

  • 角膜計、IOLマスター、または角膜トポグラフィ装置のいずれか
  • 眼底検査用の検眼鏡または眼底カメラ
  • 散瞳薬(マイドリアティック点眼)

測定手順

  1. 角膜曲率の測定:角膜は水晶体と共に眼の屈折力の約2/3を担います。角膜が強い屈折力を持つほど、必要な水晶体の度数は低くなります。角膜計、IOLマスター、または角膜トポグラフィ装置を用いて、角膜前面の曲率を測定します。これらの装置は角膜上の2点から反射した像の大きさから曲率を算出します。

  2. 眼軸長(焦点距離)の測定:眼の焦点距離は光をどれだけ曲げられるかを示します。短い焦点距離ほど光を強く屈折させ、近距離に像を結びます。Aスキャン(生体測定)を使用し、超音波で眼球の長さと眼内組織の厚さを測定します。

  3. 散瞳後眼底検査:散瞳薬(例:フェニレフリン、シクロペントラート、トロピカム、アトロピン)を点眼し、瞳孔を拡大します。拡大した瞳孔を通して検眼鏡または眼底カメラで眼底を観察し、網膜や視神経の異常がないか確認します。

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