糖尿病がもたらす目のトラブル:兆候と症状

目は私たちが周囲とやり取りする重要な器官です。視覚を通じて進む方向を確認し、危険を察知し、感情を伝えることができます。糖尿病は血糖が異常に高くなる状態で、しばしば高血圧を伴います。血糖と血圧が共に上昇すると、眼の細小血管や組織が損傷し、やがて糖尿病性網膜症として視力低下や失明に至ります。

視力のぼやけ

眼圧が上昇すると眼内の液体が水晶体の形状を乱し、光が正しく焦点を結べなくなります。その結果、視界がぼやけます。変化は徐々に起こるため、症状に気付かず放置すると回復が困難になることがあります。

夜間視力の低下

眼球の内側には光を受け取る特殊な細胞があり、色覚と明暗(白黒)を担当する細胞に分かれます。夜間視力は白黒細胞に依存していますが、糖尿病によるダメージはこの細胞に優先的に影響し、暗所での視認性が低下します。

視力喪失

治療せずに放置した糖尿病性網膜症は、最終的に視力喪失へと進行します。眼から脳へ情報を伝える視神経も細い血管で栄養供給されており、血管が損傷すると視神経も損傷します。神経の損傷は不可逆的であるため、失われた視力は元に戻りません。

目のダメージ予防

糖尿病や高血圧と診断された方は、少なくとも年に一度は眼科専門医の検診を受けましょう。視力低下は緩やかに進行するため、気付くのが遅れがちです。また、血糖値と血圧を適切にコントロールすることで、眼だけでなく細小血管が多い他の臓器へのダメージも防げます。

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