近視(近視眼)のための目のエクササイズ
近視(近視眼)は、遠くのものがぼやけて見え、近くのものははっきりと見える視力障害です。主な原因は眼球や角膜、レンズの形状が理想とずれ、光が網膜の前で焦点を結ぶことです。
効果はあるのか?
目のエクササイズは、1891年にウィリアム・ベイツ博士が提唱して以来、視力矯正法として紹介されてきました。しかし、2004年に米国眼科学会が実施した評価では、エクササイズやバイオフィードバック、筋肉リラクゼーション、目のマッサージが近視の進行や遠視・乱視の改善、疾患による視力低下に効果があるという証拠は見つかりませんでした。
眼球や角膜の形状を根本的に変えることは、レーシック手術のような屈折手術と異なり、エクササイズだけでは難しいと考えられます。エクササイズはレンズの形を調整する筋肉を鍛えることを目的としていますが、臨床試験では視力向上効果はほとんど確認されていません。
エクササイズの実施方法
エクササイズ自体が眼に害を与えることは少なく、実際に効果を感じる人もいます。安全に行うための基本ルールは次の通りです。
- 眩しさのない柔らかい光の中で行う。
- 対象物は十分に明るく見えるようにする。
- 目を閉じるときや圧をかけるときは優しく行い、痛みや不快感が出たら中止する。
- 筋肉を使うので、終了後は十分に休ませる。
リラクゼーションエクササイズ
深呼吸をしながら肺が動く様子をイメージし、全身をリラックスさせてから本格的な目のトレーニングを始めます。
ボールを使ったエクササイズ
天井から胸の高さ程度にボールを吊り下げ、誰かにできるだけ遠くへ引っ張ってもらい、放した瞬間にボールが自分に向かって揺れるのを足を動かさずに避けながら、常にボールにピントを合わせ続けます。
焦点切替エクササイズ
鼻先から約15センチメートルの位置にペンや指を置き、5秒間その対象に集中します。続いて約6メートル先の物体に目を向け、同じく5秒間集中します。これを40回繰り返します。
パーミング
目を閉じ、手のひらを軽く覆うようにして約2分間温めます。この間、ゆっくりと深呼吸をしてリラックスします。
他にも多数のエクササイズがインターネット上に紹介されています。検索キーワード「近視 目のエクササイズ」などで調べてみてください。
