加齢による目の問題
イリノイ大学眼耳病院の報告によると、失明や視力低下の主な原因は加齢に伴う眼疾患です。主な加齢性眼疾患は4つあり、完全に予防できる方法はありませんが、血圧やコレステロールの管理、禁煙、定期的な眼科検診、サングラスの着用などの健康的な生活習慣は、眼の健康を長く保つことに寄与します。
黄斑変性
黄斑は網膜の中心部で、色彩や細部の視覚を司ります。黄斑が損傷すると、光が必要になり、視界の細部が徐々に失われます。黄斑変性には「乾性」と「湿性」の2タイプがあり、湿性は中心視力が急激に低下することがあります。湿性黄斑変性には、漏れた血管をレーザーで封鎖する光線力学療法(PDT)が有効とされています。
白内障
白内障は水晶体が濁ることで視界がぼやけ、視力が低下します。主に加齢が原因とされていますが、喫煙や高血圧・高コレステロールもリスク要因とされています。
緑内障
緑内障は眼圧上昇により視神経が損傷し、深度感覚の低下や夜間運転の困難、進行すると周辺視野が失われます。早期発見であれば点眼薬により眼圧をコントロールでき、血圧管理や血行改善もリスク低減に役立ちます。
糖尿病性網膜症
糖尿病を適切に管理しないと、網膜(特に黄斑)に出血が起こり、近距離視力や読書時にぼやけが生じます。血糖コントロールは糖尿病性網膜症予防の鍵です。
予防と対策
多くの眼疾患は完全に防げませんが、リスクを下げるための対策はあります。最も重要なのは年1回の眼科検診を受け、医師の指示に従うことです。家族に眼疾患の既往がある場合は特に注意が必要です。視野の変化、視力のぼやけ、光量の増加要求、読書時の頭痛など、日常の視覚変化は速やかに医師に相談しましょう。
