目の飛蚊症(フロート)の治療
目の飛蚊症は、眼球内の硝子体という透明なゼリー状の液体が加齢やその他の要因で液体化し、微小なタンパク質や細胞片が凝集してできるものです。ほとんどの場合は無害で、生活に支障がなければ治療は不要です。
症状
飛蚊症は、視界に黒い点や透明な糸のような影が映り込む感覚として現れます。硝子体内に浮遊しているため、目の動きに合わせて移動しますが、底に沈むと視野の妨げにならないこともあります。
もし、突然大量に現れ、光の閃光や視力低下を伴う場合は、網膜剥離や裂孔の可能性があります。速やかに眼科医の診察を受けてください。
治療
網膜が剥離・裂孔していない限り、飛蚊症の治療は通常必要ありません。時間が経てば慣れ、日常生活への影響は少なくなります。どうしても視野を著しく妨げる場合は、硝子体手術(硝子体除去術)が検討されます。
硝子体除去術は、細い針で硝子体を吸引し、生理食塩水などの溶液で置換する手術です。効果は高いものの、残存する浮遊物がある場合や、網膜剥離・白内障のリスクが伴うため、最終手段として慎重に選択すべきです。
レーザー手術
一部の眼科医が行うレーザー治療は、ネオジムレーザーで浮遊物を破砕し除去する方法です。成功率は高いと主張されますが、網膜に近い位置でレーザーを照射するため、網膜穿孔や損傷の危険性が指摘されています。
米国では、バージニア州のJohn Karickhoff医師とフロリダ州のScott Geller医師の二人だけがこの手術を実施できる設備を持っています。多くの専門家は、自然に放置する方が安全だと警告しています。
