散瞳薬の副作用

散瞳薬は瞳孔を拡大したり、毛様体筋を麻痺させるために使用される点眼薬です。眼の炎症性疾患による痛みの緩和や、手術前後の眼の処置に用いられます。代表的な薬剤にはアトロピン、スコポラミン臭化水素塩、トロピカム、シクロペントレート塩酸塩などがあります。

局所的な副作用

  • 視力のぼやけ、光過敏、ドライアイ、眼の刺激感・充血、まぶたの腫れ

全身的な副作用

  • 血流で全身に移行した場合に、混乱、せん妄、眠気、口渇、紅潮、心拍数の増加などが起こることがあります。

重篤な副作用(注意が必要)

  • 発熱、イライラ感、頻脈、不整脈、精神的混乱、排尿困難などは直ちに医師に相談してください。

使用上の注意

  • アトロピン点眼薬や軟膏を使用する前に、過去に散瞳薬に対するアレルギーがあるか、緑内障の既往があるかを医師に伝えてください。
  • 併用している薬(特に抗ヒスタミン薬や風邪薬)がある場合も必ず報告しましょう。
  • 妊娠中・授乳中、または妊娠を希望している場合は医師に相談してください。
  • 金髪・青い目の子どもは全身性副作用が出やすいことが報告されています。

実用的な対策

  • 光過敏がある場合は、暗色のサングラスを着用して強い光を避けましょう。
  • 口渇が気になるときは、無糖のハードキャンディーなどで対処してください。
  • 視界がぼやけているときは、運転や機械操作など視力が必要な作業は避け、視力が回復してから行うようにしてください。

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