ゼアキサンチンの効果と摂取ガイド

ゼアキサンチンは自然に存在する栄養素で、体内だけでなく果物、野菜、トウモロコシ、マリーゴールドなどにも含まれます。ルテインと同様にカロテノイドの一種で、キサントフィルと呼ばれる亜群に属します。主に目の黄斑部や水晶体に存在し、血流に取り込まれ全身に分布しますが、特に眼と皮膚に多く蓄えられます。

ゼアキサンチンの主な働き

強力な抗酸化作用により、有害なブルーライトから眼を守ります。ブルーライトは酸素分子を活性化させ、酸化ストレスで細胞や膜を損傷させますが、ゼアキサンチンはフリーラジカルを抑制し、グレア(まぶしさ)を軽減します。ハーバード医科大学の研究でも、光による網膜損傷の防御に寄与することが示されています。

臨床研究の結果

2002年にハーバード大学医学センターが発表した研究(『Investigative Ophthalmology & Visual Science』および『Experimental Eye Research』)では、ゼアキサンチンのサプリメント摂取が網膜の損傷予防・軽減に効果的であることが明らかになりました。ロッドとコーンの光受容体を保護し、加齢性黄斑変性(AMD)の進行を遅らせ、中心視力の改善も期待できます。アイルランドのクイーンズ・ビジョン・アンド・バスキュラー・サイエンスセンターでも同様の結果が報告されています。

AMD予防における役割

加齢性黄斑変性は黄斑が障害され、視野の周辺がぼやけたり中心に黒い斑点が現れたりする疾患です。ゼアキサンチンはロッド・コーンの色素を正常に保ち、光受容体の損傷を防ぎます。

その他の利点

黄斑に蓄積されるため、中心視力の向上にもつながります。また、ブルーライトを吸収することで、環境中の霞やスモッグが引き起こす眩しさ(グレア)を軽減します。

摂取目安と推奨方法

健康維持や疾患予防を目的とする場合、1日あたり6 mgの摂取が有効とされています。既にAMDと診断された方は10 mg程度を目安にすると良いでしょう。野菜や果物を1日4〜7食摂取し、サプリメントでルテインとゼアキサンチンの両方を補うことが推奨されます。

目と視力障害 - 関連記事