遠視(遠くが見える)の原因は何ですか?
遠視は、正確には遠視性(ハイパーメトロピア)と呼ばれ、眼球や水晶体の形状が不完全で、近くの物がはっきりと焦点が合わない状態です。遠くのものは見えるものの、近くの対象を見る際に焦点が合いにくくなります。
原因
遺伝的要因が関与している可能性があります。眼球が通常より短くなることで、水晶体や角膜が正しく像を結べなくなるためです。ただし、眼に関わる稀な遺伝性疾患である小眼症(ナノファロス)を除き、遠視に直接結びつく特定の遺伝子は確認されていません。
その他の原因
以下のような稀な要因も遠視を引き起こすことがあります。
- 糖尿病
- 眼腫瘍
- 小眼症(胎児期の成長障害)
- 中心窩低形成(網膜の血管に影響)
加齢も遠視の一般的な原因の一つとされています。
症状
遠視の主な症状は次のとおりです。
- 目の過剰な涙や水の分泌
- 眼球の充血
- 近くの作業時の眼精疲労
これらは、近距離の対象に焦点を合わせようと眼が過度に働くために起こります。
診断
遠視は通常、定期的な眼科検診で判明します。屈折検査で光の屈折状態を測定し、必要に応じて瞳孔を散瞳させて詳細に評価します。
治療
主な治療法は以下の通りです。
- 凸レンズを用いた眼鏡(遠視用レンズ)
- 同様の効果を持つコンタクトレンズ
- レーザー屈折矯正手術(LASIK など)
