緑内障とは何か

緑内障とは

緑内障は、眼圧の上昇や血流障害により視神経が損傷する疾患です。眼は水様液という透明な液体を生成し、虹彩と角膜の間を満たします。この液体は通常、排水路を通って眼外へ排出されますが、排水がうまくいかないと眼圧が上昇し、視神経が不可逆的に損傷します。治療せずに放置すると、徐々に視野が狭くなり、最終的には失明に至ります。

緑内障の種類

  • 開放隅角緑内障 – 最も一般的なタイプです。排水角は正常に見えますが、液体がたまり眼圧が上昇し視神経が障害されます。症状はほとんどなく、視野欠損が起きるまで気づかれません。
  • 急性閉塞隅角緑内障 – 全症例の約10%を占めます。排水角が狭くなり液体の流れが阻害されます。突然の眼痛、吐き気、視界のぼやけ、光のハロー、急速な視力低下が現れ、直ちに治療が必要です。
  • 続発性緑内障 – 糖尿病、外傷、炎症など他の疾患が原因で起こります。年齢に関係なく発症します。
  • 先天性緑内障 – まれに乳児に見られ、早期に手術が必要です。

主な症状

  • 開放隅角緑内障 – 視野欠損が進むまで自覚症状がほとんどありません。
  • 急性閉塞隅角緑内障 – 強い眼痛、頭痛、吐き気、視界のぼやけ、光過敏、虹彩様のハローが現れます。
  • 先天性緑内障 – 角膜が拡大し、光過敏や過剰な涙がみられます。

リスク要因

  • 家族歴、眼外傷歴、糖尿病、片頭痛、近視。
  • 人種 – アフリカ系アメリカ人は白人に比べ約6倍のリスクがあります。
  • 年齢 – 60歳以上でリスクが増大します。
  • 心臓病、高血圧、長期ステロイド使用などの全身疾患。

予防と早期発見

  • 40歳以上は年1回の眼圧検査を受ける。
  • 適正体重と血圧を維持する。
  • スポーツや危険作業時は保護眼鏡を使用する。
  • 小まめに水分を摂り、急激な眼圧上昇を防ぐ。

治療法

  • 眼圧を下げる点眼薬(複数種類を併用することも)。
  • 必要に応じて経口薬と点眼薬を組み合わせる。
  • レーザー治療 – 10〜20分で閉塞した排水路を開く簡便な手技。
  • 外科手術 – トラベクレクトミーで新たな排水路を作成。小児や続発性緑内障ではインプラントが使用されることがあります。

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