遠視とは何ですか?
機能
目は角膜と水晶体で光を屈折させ、像を網膜に結像します。角膜は眼球の前面の透明な層で、水晶体は眼内部にあり形を変えて焦点調整ができます。正常な目では、角膜と水晶体の曲率が適切で、入ってくる光が網膜上に正しく焦点を結びます。遠視は眼球が短いか、角膜の曲率が不足しているため、像が網膜の後ろに結ばれ、近くの物がぼやけます。
影響
遠視の主な症状は、遠くのものははっきり見えるが、近くのものがぼやけることです。近くを見るときに目を細める必要があり、眼精疲労で目が焼けるように痛む、頭痛が起こることがあります。読書や書き物など、近距離の作業で症状が顕著になります。
診断と経過
眼科検診で遠視は簡単に判定できます。乳児の場合、生後数か月から検査が始まり、6か月、1年、3歳、5歳と定期的にチェックします。成人は自覚症状が出やすく、特に中年以降は定期検診が推奨されます。
注意点
遠視を放置すると、斜視などの視力障害につながる恐れがあります。特に子どもはリスクが高いです。重度の場合、日常生活に支障を来し、運転や機械操作時に危険が増します。眼精疲労から頻繁な頭痛が起こることもあります。
予防・治療法
ほとんどの遠視は矯正可能です。若年層は柔軟な水晶体で近くを見ることができますが、加齢とともに柔軟性が失われます。眼鏡やコンタクトレンズは光を網膜に正しく結像させる役割を果たします。手術では角膜の形状を変える方法があり、LASIK(レーザー角膜屈折矯正手術)などが代表的です。
