角膜炎の診断手順とポイント

角膜炎とは

角膜炎は角膜の炎症全般を指す総称です。最も一般的な原因は細菌感染で、視力を脅かす重篤な疾患になることがあります。細菌性角膜炎は進行が速く、1〜2日で角膜が完全に破壊されることもあります。

診断手順

  1. 病歴聴取

    細菌性角膜炎は、突然の疼痛、光過敏、視力低下を訴えることが多いです。

  2. リスク因子の確認

    コンタクトレンズ使用、最近の外傷(手術含む)、眼薬使用、免疫抑制状態、角膜疾患、涙液不足などがリスクです。

  3. 眼の視診

    潰瘍化した上皮、基質炎症、組織欠損、浮腫などが見られます。Descemet膜の折りたたみや上眼瞼浮腫、内皮の炎症斑も観察されます。

  4. 病原体の特定

    角膜潰瘍の縁を含むスクレーピングを採取し、血液寒天、チョコレート寒天、Sabouraud寒天で培養します。酸性速染色、グラム染色、ジーマ染色を行い、真菌やアメーバが疑われる場合はアクリジンオレンジ染色やカルコフルオール白染色を使用します。

  5. スリットランプ検査と画像撮影

    原因が不明な慢性例ではスリットランプ写真が有用です。重度の角膜潰瘍でエンドホフラメンティスが疑われる場合はBスキャン超音波で除外できます。

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