寛骨臼形成不全(股関節形成不全)

寛骨臼形成不全とは

寛骨臼は大腿骨がはまり込む股関節のくぼみです。寛骨臼形成不全は先天的にこのくぼみが浅く、形状が不完全になるため、大腿骨が正しく収まらなくなる状態を指します。

症状

多くは幼少期から思春期にかけて症状が現れませんが、30歳前後になると痛みが出始めます。寛骨臼の縁に過度の負荷がかかり関節炎を引き起こし、場合によっては縁部の骨折が生じることもあります。

発症率・性別

出生1000人に1人程度の頻度で発生し、女性に多く見られます。

治療法

外科的治療には、関節切開術(arthrotomy)、骨盤周囲骨切り術(periacetabular osteotomy)や関節鏡手術(arthroscopy)があります。非外科的治療としては、理学療法による筋力強化、体重管理、鎮痛薬の使用、活動制限などが推奨されます。

注意点

治療しないまま放置すると症状が進行し、股関節の可動域が徐々に狭くなり、疼痛が増大します。

遺伝性疾患 - 関連記事