治療の難しさ

高齢者の側弯症は、若年者に比べて背骨が硬くなり、手術リスクが高まります。そのため、治療はより慎重に行う必要があります。

手術療法

重度の場合、背骨を矯正する手術が検討されます。ただし、全身状態が良好で、骨粗鬆症など骨が弱くなる疾患がない患者に限られます。

非手術療法

高齢者の側弯症で最も一般的なのは、非手術療法です。具体的には、理学療法、筋力強化トレーニング、必要に応じた装具(ブレース)の使用が含まれます。

疼痛管理

側弯症は軽度から重度までの背部痛を引き起こします。疼痛は処方鎮痛薬や抗炎症薬で対処し、坐骨神経などが圧迫されて下肢痛が強い場合はステロイド注射が有効です。

治療目標

治療によって完全に痛みや変形を除去できないことが多いですが、主な目標は疼痛の軽減と、日常生活での可動域・機能の向上です。