鎌状赤血球症が体にもたらす損傷とは?
酸素輸送の低下
ヘモグロビンは赤血球内にあり、肺から全身へ酸素を運搬します。鎌状赤血球症ではヘモグロビンが正常に流れず、体内の酸素供給が減少します。
異常形ヘモグロビンの影響
正常な赤血球は丸く柔軟で、細い血管をスムーズに通過します。鎌状赤血球は尖ったS字形になるため、血管内で詰まりやすくなります。
臓器への酸素不足
血管が詰まると、酸素が臓器まで届かず組織が損傷します。たとえば脳に酸素が届かないと、脳卒中のリスクが高まります(米国鎌状赤血球症協会)。
貧血
鎌状赤血球は寿命が短く、正常な赤血球より早く破壊されます。その結果、貧血が頻繁に起こり、重症例では定期的な輸血が必要になります。
新生児血液検査
米国のほとんどの州で出生時に血液検査が義務付けられており、早期診断が可能です。早期に診断すれば、感染予防や臓器損傷のリスクを低減できます(KidsHealth.org)。
主な合併症
- 感染症
- 貧血
- 臓器障害(腎臓、肝臓、脾臓など)
- 急性胸痛(胸部症候群)
- 頭痛・けいれん
- 肺組織損傷・呼吸困難
- 手足の腫れ(血管閉塞)
- 倦怠感・疲労感
- 脾腫大
- 脳卒中
