タイプ

急性痛風(急性痛風性関節炎)は、アルコール摂取増加などの急な要因で症状が急激に現れます。一方、慢性痛風は腎臓での尿酸排泄低下により徐々に進行します。肥満や糖尿病などのリスク因子が共通して関与し、急性発作が繰り返されると慢性化します。

原因(メカニズム)

血中尿酸濃度が上昇すると、尿酸が結晶化し関節に沈着して痛み、熱感、腫脹を引き起こします。尿酸は過剰産生または腎臓での排泄低下(腎障害や閉塞など)により増加します。

抗尿酸排泄阻害薬

エタンブトールやピラジナミドなどの抗尿酸排泄阻害薬は、腎臓が尿酸を排泄するのを妨げます。その結果、血中尿酸が蓄積し慢性痛風を招きます。これらは結核治療に用いられるため、米国では一般的に処方されません。

市販薬(OTC)

アスピリン、ナイアシン、アスコルビン酸などは直接尿酸値を上げ、急性痛風を誘発することがあります。また、カフェインやアルコールの過剰摂取も血中尿酸濃度を上昇させ、急性関節炎を引き起こします。

処方薬

長期使用が前提の薬剤は尿酸血中濃度を上げやすいです。代表例として、テオフィリン、レボドパ、メチルドパ、シスプラチン(がん治療薬)、チアジド系利尿薬(ヒドロクロロチアジド)などがあります。

注意点

肥満や糖尿病など痛風リスクが高い人は、上記の薬剤を使用する際に関節症状の出現に注意が必要です。医師や薬剤師と相談し、必要に応じて尿酸値の定期的なチェックを行いましょう。