痛風に効く食事と対策
痛風の食事要因
痛風は血中の尿酸濃度が高くなることで発症します。尿酸はプリン体が分解されて生成され、体内にも自然に存在しますが、レバーやアンチョビ、きのこなどの食品にも多く含まれます。通常は腎臓が尿酸を排泄しますが、過剰に産生されたり腎機能が低下すると、尿酸が蓄積し、針のような結晶が関節に沈着して激しい痛みを引き起こします。
必要な食事の変更
尿酸値を下げ、痛風の症状緩和を目指すために、摂取すべき食品と控えるべき食品があります。
- 控えるべき食品・飲料:赤身肉、シーフード、アルコール。特に赤肉は高タンパクで尿酸生成を促進します。動物性たんぱくは1日あたり約150〜170g(5〜6オンス)に抑えましょう。アルコールは尿酸の排泄を妨げるため、できるだけ控えるか、量を減らしてください。
- 積極的に摂りたい食品・飲料:低脂肪乳製品、全粒穀物などの複合炭水化物、水、コーヒー、黒色系の果物(例:さくらんぼ)。低脂肪乳は尿酸の排泄を促し、全粒パンなどの複合炭水化物は尿酸生成を抑える効果があります。十分な水分摂取は腎臓の機能を高め、コーヒーも尿酸値を下げる可能性があります。さくらんぼなどの黒色系果実は痛風発作のリスク低減と関連していますが、効果はまだ完全には確立されていません。
痛風の診断
症状だけでも痛風と判断できることが多いですが、正確な診断には関節液や血液の検査が行われます。尿酸濃度の測定や結晶の有無を確認することで、他の関節炎や疾患と区別します。
痛風のその他の原因
食事以外にも、高血圧や動脈硬化、血中の高脂質・コレステロール、糖尿病などの基礎疾患が痛風を悪化させます。遺伝的要因や家族歴もリスクに影響し、男性の方が女性より発症しやすい傾向があります。
合併症
痛風は年に数回の発作を繰り返すこともあれば、単発で終わることもあります。症状が進行すると、尿酸結晶が皮下に「トフィ」と呼ばれる結節を形成します。トフィ自体は痛みが少ないものの、発作時に腫れや疼痛を伴うことがあります。また、尿酸結晶が腎臓に沈着すると腎結石を引き起こすリスクも高まります。
