子宮内膜生検はなぜ行うのか?

女性の内部生殖器系は卵巣、卵管、膣、そして子宮から構成されます。これらの機能に異常が生じると月経不順や不妊の原因となります。生殖機能に問題が疑われる場合、子宮内膜生検は原因を特定する有力な手段です。

子宮内膜生検の概要

婦人科医は子宮頸部を拡張し、無菌の器具で子宮内膜(子宮の粘膜)の微小なサンプルを採取します。採取方法は吸引、ジェット洗浄、またはキュレットによる掻爬などがあります。ほとんどの手技は診療所で約10分で完了します。

過度の出血(月経過多)

月経過多(メノラギア)は、筋腫やポリープといった子宮内の腫瘍性病変や、ホルモン異常が原因となります。子宮内膜生検により、出血が腫瘍によるものか、ホルモン性のものかを判別できます。

無月経

月経が全く来ない無月経は、不妊や子宮内膜の異常を示すサインです。生検で子宮内膜の状態やホルモン欠乏の有無を評価し、適切な治療方針を立てます。

ホルモンバランスの乱れ

エストロゲンやプロゲステロンの異常は不正出血や不妊を引き起こし、子宮内膜の肥厚や異常増殖につながります。血液検査でホルモン異常を検出し、必要に応じて子宮内膜生検で組織診断を行います。

子宮内膜がん

異常な出血や異常なパップスミアが認められた場合、子宮内膜がんの疑いがあります。特に50歳以上の女性はリスクが高く、早期に子宮内膜生検を実施することでがん細胞や前がん細胞の有無を確認し、早期治療が可能となります。

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