子宮がんの兆候と対策
子宮がんは子宮内の細胞が異常に増殖し、腫瘍を形成する疾患です。腫瘍は良性(非がん性)と悪性(がん性)に分かれ、悪性腫瘍は他の臓器や組織へ転移し、生命に危険を及ぼす可能性があります。
リスク要因
- 子宮内膜過形成、肥満(糖尿病や高血圧を伴う)や大腸がんなどの基礎疾患があるとリスクが高まります。
- ホルモン補充療法やタモキシフェンの使用もリスク要因です。
- 50歳以上、出産経験がない、初経が早い、閉経が遅いなども影響します。
- アフリカ系アメリカ人女性は白人女性に比べリスクが低いとされています。
症状
- 異常な膣出血(水様性の血混じりの出血、期間が長い月経、月経間の出血)が最も一般的です。
- 排尿時の痛みや困難、性交時の痛み、骨盤部の圧迫感や痛みも見られます。
- これらの症状が必ずしもがんを意味するわけではありませんが、リスク要因がある場合は早めに医師へ相談してください。
診断
- 血液・尿検査、骨盤診察、子宮頸部細胞診(Papテスト)、経膣超音波検査、子宮内膜の生検などが行われます。
- 必要に応じて、これらの検査を組み合わせて診断します。
ステージング(がんの進行度)
- がんが子宮内にとどまっているか、他の臓器や組織へ転移しているかを評価します。
- X線、CT、MRI、超音波、シグモイド鏡や大腸内視鏡などの画像検査、場合によっては子宮全摘術(子宮摘出)による病理検査が用いられます。
- ステージはⅠ〜Ⅳの4段階に分けられ、Ⅰは子宮内に限局、Ⅳは膀胱・直腸・骨盤外へ転移した状態です。
治療
- 手術、放射線療法、ホルモン療法が主な治療法です。
- がんのステージに応じて、単独または併用で行われます。
- 手術は子宮摘出術(全摘)や卵巣・卵管を同時に除去する両側卵管卵巣摘出術が一般的です。
