LEEP手術(ループ電気外科切除術)の合併症と対策
LEEP(ループ電気外科切除術)は、子宮頸部の異常細胞を除去し、組織検査を行うための外科的処置です。異常が疑われる場合、パップスメアの結果を受けて実施されます。手術は局所麻酔で行われることが多く、必要に応じて鎮静や全身麻酔が選択されます。
手術の流れ
患者は仰向けに寝て足台に足を乗せ、スペキュラムで膣を開き頸部を露出させます。異常細胞を可視化する薬剤を頸部に塗布し、コルポスコープで拡大観察します。その後、電流が流れる細いループ状ワイヤーを頸部に当て、異常組織の薄層を切除します。切除した組織は病理検査に回され、術後は止血用の薬剤ペーストが貼付されます。
主な合併症
大量出血
最も頻度が高い合併症で、手術後3週間以内に起こることが多いです。出血が止まらない場合は、止血用ペーストや追加処置が必要となります。
妊娠への影響
LEEPを受けた女性は、将来の妊娠で低体重児や早産のリスクがわずかに上昇します。特に手術回数が増えるほどリスクは高まりますが、全体としてはまれです。
子宮頸部狭窄
稀に頸部が狭くなることがあり、月経困難や妊娠しにくくなる原因になることがあります。
感染症
手術後2日以内に感染が起こることがあります。症状としては発熱、悪寒、頸部の痛みや分泌物の増加が見られます。早期に抗生物質で治療すれば多くは回復します。
上記の合併症はすべての患者に起こるわけではありませんが、異常が疑われる場合は医師とリスクについて十分に相談しましょう。
