ストレプトコッカス・スイ毒素ショック症候群(STSS)

ストレプトコッカス・スイ毒素ショック症候群(STSS)の定義

STSSは、ストレプトコッカス・スイ菌が皮膚の傷や外傷から体内に侵入した際に起こる急性の全身性ショックです。手術創だけでなく、軽い擦り傷でも感染の入り口になることがあります。

症状

感染後約48時間以内に急激に症状が現れます。主な症状は以下の通りです。

  • 意識障害や混乱
  • 頻脈(心拍数増加)
  • めまい、立ちくらみ
  • 高熱
  • 血圧低下(ショック)
  • 皮膚が蒼白で冷たく湿った感触
  • 感染部位が赤く腫れ、壊死が始まることも
  • 肝臓や腎臓の機能障害・不全

これらは迅速な医療介入が必要な緊急症状です。

予防策

STSSは稀ですが、予防が重要です。傷口はサイズに関わらず、常に清潔に保ち、適切に包帯で覆いましょう。以下の症状が出たらすぐに医師の診察を受けてください。

  • 傷口が赤く腫れ、激しい痛みがある
  • 発熱が続く

診断

診断は臨床症状の評価と血液検査で行います。血液培養によりストレプトコッカス・スイ菌の有無を確認し、感染創からの分泌物や組織サンプルも検査します。

治療

主な治療は抗生物質の投与です。加えて、血圧を安定させるための静脈内輸液や必要に応じた薬剤が使用されます。菌が組織壊死を起こした場合は、壊死組織の外科的除去が必要になることがあります。

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