卵胞モニタリングとは?
卵胞モニタリングは、生理周期中に超音波検査を複数回行い、卵巣内の卵胞の発育・成長を追跡する検査です。主に体外受精(IVF)などの不妊治療で、卵子採取の最適なタイミングを見極めるために用いられます。
検査の流れ
1. 月経2日目または3日目の初回超音波
生理開始後すぐ(2日目または3日目)に基礎超音波を実施し、卵巣内の卵胞数とサイズを測定します。これが以降の比較基準となります。
2. 追跡観察期間
卵胞の成長速度に応じて、2〜3日ごとに超音波検査を繰り返します。卵胞が成熟し、主卵胞(成熟卵子が含まれる可能性が高い)が最大サイズに達するまで追跡します。
3. 卵胞サイズの測定
各検査で最も大きい卵胞の直径を正確に記録し、時間経過とともにその増大を評価します。
4. 子宮内膜の評価
同時に子宮内膜の厚さも測定します。受精卵の着床には適切な内膜厚が必要です。
5. トリガーショットのタイミング決定
卵胞のサイズと子宮内膜の厚さを総合的に判断し、最適な時期にヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)を含むトリガーショットを投与します。投与後約36〜40時間で排卵が起こります。
このように卵胞モニタリングは、卵子採取や胚移植のベストタイミングを科学的に決定し、受精率と妊娠率の向上に寄与します。
