片頭痛に効く自宅でできるベスト対策
医師や研究者が片頭痛のメカニズムを解明するにつれ、片頭痛患者はますます多くの有効な治療法を利用できるようになっています。抗うつ薬やβブロッカーなどの薬剤も効果的ですが、保険がない、薬に抵抗があるといった方には自宅でできる対処法が役立ちます。
予防
片頭痛の治療戦略の第一歩は予防です。頭痛の発生時期や状況を記録し、トリガーとなる要因を見つけましょう。代表的なトリガーは、ストレス、睡眠リズムの乱れ、カフェイン、特定の食品、強い匂い、脱水です。トリガーが判明したら、できる限り生活から排除します。例えば、睡眠不足や過剰睡眠が頭痛を誘発する場合は、週末でも一定の就寝・起床時間を守ります。刺激の強い香水やローションは同僚や家族に控えてもらい、トリガー食品は避けましょう。食事は規則的に取り、こまめに水分補給を行うことも重要です。天候やホルモン変動など、コントロールできない要因もありますが、できることから始めてみてください。
バイオフィードバック
バイオフィードバックは、呼吸や血流といった体の自然なプロセスに意識を向け、それを自分で調整できるようになることを目指す方法です。研究では、片頭痛を抱える子どもが1時間のバイオフィードバックで症状が改善した例があります。実践方法は、まず自分の血流や呼吸リズムに注意を向け、頭痛発作時にはイメージトレーニングやリラクゼーションで血流を頭部から手足へと誘導します。習得まで時間はかかりますが、マスターすればいつでもどこでも活用できるメリットがあります。
ハーブ・サプリメント
フェーバーフュー(葉、乾燥、カプセル、ティーなどで市販)は、長年片頭痛に有効とされてきたハーブです。メリーランド大学の報告によれば、1日4回、100〜300 mgのフェーバーフュー摂取で予防や発作中の緩和が期待できます。抗うつ薬が片頭痛予防に効果的なことから、セントジョーンズワートや5‑HTPなど、うつ症状に用いられるハーブ・サプリも同様の効果がある可能性があります。さらに、臨床試験では1日150 mgのコエンザイムQ10を摂取した患者の約半数で片頭痛頻度が減少したことが報告されています。
アロマテラピー
ローズマリー、ラベンダー、ペパーミント、マジョラムなどのエッセンシャルオイルを吸入すると、頭痛が和らぐと感じる人もいます。使用方法は、首や額に少量のオイルをつけ、発作時に深呼吸することです。就寝時に枕元やデスクにオイルを置いておくと、頭痛の予防につながることもあります。ただし、強い匂いが逆にトリガーになることもあるため、使用は慎重に行ってください。
注意点
ハーブやサプリメントは他の薬と相互作用する可能性がありますので、必ず主治医に相談してください。また、急に激しい頭痛が現れ、普段と違うパターンや言語障害・混乱を伴う場合は、直ちに医療機関を受診することが重要です。
