乗客が頭痛・吐き気・めまいを訴えるときの対処法 ―減圧症の概要と緊急処置
減圧症(減圧障害)とは
減圧症は、急激に圧力が低下した際に体内にガス(主に窒素)泡が形成されることで起こる疾患です。ダイビングでの速い上昇や、真空・低圧環境への急激な曝露が典型的な原因となります。
主な症状
症状は軽度から重度まで幅があります。
- 軽度:関節痛、筋肉痛、倦怠感、皮膚発疹
- 中等度・重度:頭痛、吐き気、嘔吐、脱力感、めまい、混乱
- 最重症例:呼吸困難、意識障害、致死的な状態
緊急時の対応
減圧症が疑われる場合は、すぐに医療機関へ連絡し、専門的な治療を受けることが必須です。主な治療法は減圧療法(リコンプレッション療法)で、加圧チャンバーに患者を入れ圧力を上げ、体内のガス泡を溶解させます。
乗客が頭痛、吐き気、めまいを訴えている場合、減圧症の可能性を排除できない限り、速やかに専門医の診察を受けさせましょう。
