除細動器使用時の重要ポイントと注意点

除細動器は心停止患者の胸壁に電気ショックを与えて心臓のリズムを正常化します。米国心臓協会(AHA)によると、毎年の心停止件数は正確には不明ですが、95%以上の患者が病院に到着する前に死亡すると推定されています。ショックを心停止後5〜7分以内に行うと、生存率は30〜45%に達します。救命につながる重要な処置ですが、以下の点に注意が必要です。

目的

  • 致命的な不整脈(心室細動や心停止)を速やかに停止させ、心臓の電気活動をリセットして正常なリズムを取り戻すこと。

脈拍/パッドの取り付け

  • 脈拍が確認できる、または意識がある人に除細動を行ってはいけません。致命的な不整脈や心停止を引き起こす恐れがあります。
  • パッドは胸に直接貼らず、内部ペースメーカーの上にも置かないでください。正しい位置は左下胸部と右上胸部、または右下胸部と左上胸部です。

湿度

  • 胸部が濡れていると電気抵抗が変わり、除細動の効果が低下します。プールや雨天時は安全な場所に移動し、胸部を完全に乾かしてください。アルコールで拭くのは引火の危険があるため避けましょう。

視覚的チェック

  • ニトログリセリンやその他の医療パッチが貼られている場合は取り除き、金属製の座席やシートなど導電性のある表面に患者が横たわっていないか確認してください。
  • ガソリンや開放された酸素などの可燃性物質の近くでの除細動は絶対に行わないでください。

患者への接触

  • 除細動中は誰も患者に触れてはいけません。感電の危険があるだけでなく、除細動器の解析が妨げられ、誤った結果が出る可能性があります。

携帯電話・ポータブルラジオ

  • 携帯電話やラジオは患者と除細動器から少なくとも1.8メートル(約6フィート)離して置いてください。電波が除細動器の解析に影響し、誤作動を招くことがあります。

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