心臓カルシウムスコアリング検査

心臓カルシウムスコアリング検査は、冠動脈に蓄積したプラーク中のカルシウム量を測定する検査です。CT(コンピュータ断層撮影)を用いて、心臓の細いスライス画像を取得します。健康な血管系では動脈にカルシウムが付着していないはずです。

意義

  • カルシウムスコアリングは、通常の診察や他の検査で心臓の状態が十分に評価できる場合が多く、日常的に行われる検査ではありません。心筋梗塞のリスクが中程度と見込まれる患者に対して推奨されます。

特徴

  • 検査は放射線技師が実施し、胸部に小さな金属ディスク(電極)を装着します。電極はEKG装置に接続され、心電図が紙に記録されます。被検者はCTスキャナーに組み込まれたテーブルに横たわり、約30分間検査を受けます。検査中はスキャン室で単独になることが多いですが、双方向インターホンで技師と会話できます。検査結果は放射線科医と主治医(内科医または循環器専門医)が評価します。

スコアリング

  • スコアは以下のように分類されます。
  • 0:動脈にプラークがなく、心筋梗塞のリスクは極めて低い。
  • 1〜10:プラークが極少量で、心血管疾患のリスクは10%未満。
  • 11〜100:軽度のプラークがあり、軽度の心臓病と診断される。予防策の検討が必要。
  • 101〜400:中等度から高度のプラークがあり、心臓病と診断。さらなる検査や治療方針の相談が必要。
  • 400超:プラークが動脈を90%以上塞いでいる可能性が高く、心筋梗塞のリスクが高い。積極的な治療が推奨される。

留意点

  • 偽陽性が出ることがあります。特に生活習慣や遺伝的要因から冠動脈疾患リスクが低いにもかかわらずスコアが高い場合です。また、CTは硬化したプラークしか検出できないため、軟らかいプラーク(初期段階の心血管障害)を見逃す可能性があり、偽陰性となることがあります。

注意事項

  • 妊娠中の女性には通常推奨されません。また、CT撮影がペースメーカーや神経刺激装置などの体内・体外医療機器に影響を及ぼす可能性があります。検査前数時間は喫煙、食事、カフェイン摂取を控えるよう指示されることがあります。

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