心臓の動悸を治療する方法

成人の心拍数は1分間に60〜100回です。これから外れると不整脈や動悸が疑われ、重篤な結果を招くことがあります。ここでは、動悸や不整脈の治療法をわかりやすく解説し、生活の質を向上させるための具体的な方法をご紹介します。

生活習慣の改善

生活習慣の見直しは、動悸治療の第一歩です。米国国立医学図書館の情報によると、ストレス・不安・カフェインの摂取を減らすだけでも症状が大幅に軽減します。リラクゼーションやヨガで心身を落ち着かせ、適度な運動と果物・野菜中心の心臓に優しい食事を心がけましょう。

抗不整脈薬

薬物療法は最も一般的な治療法です。抗不整脈薬は4つのクラスに分かれます。

  • クラス I:ナトリウムチャネル阻害薬で、心筋の伝導速度を遅くします。
  • クラス II:ベータ遮断薬で心拍数と収縮力を抑制します。
  • クラス III:カリウムチャネル阻害薬で心筋細胞の回復時間を延長し、リズムを安定させます。
  • クラス IV:カルシウムチャネル阻害薬で、カルシウムの細胞内流入を防ぎ心拍数を減少させます。

その他の薬剤

主に使用される薬として、ジゴキシンとアデノシンがあります。

  • ジゴキシンは心筋収縮力を高め、房室結節を遅延させます。
  • アデノシンは房室結節の伝導を一時的に遮断し、急性不整脈の緊急治療に静脈投与で用いられます。

ペースメーカー

ペースメーカーは2オンス未満の小型装置で、鎖骨下に埋め込まれます。主に徐脈(心拍が遅い状態)の治療に使用され、心臓の電気信号を感知し、必要に応じて刺激を送ってリズムを正常化します。

植込み型除細動器(ICD)

心室頻拍や心停止から回復した患者に対し、鎖骨下に埋め込むICDが適応されます。異常リズムを検知すると自動的に電撃を与え、致死的な不整脈を止めます。

除細動

除細動は呼吸停止や重度のショック時だけでなく、動悸や不整脈が続く場合にも実施されます。胸部にパッドやパドルを装着し、電流を流すことで異常リズムをリセットします。

カテーテルアブレーション

カテーテルアブレーションは、病院のカテーテルラボで行う手術です。カテーテル(絶縁コーティングされた細いワイヤー)を心臓内に挿入し、X線下で電気信号をマッピングしながら、異常伝導路の一部を熱や冷凍で破壊します。これにより、根本的に不整脈を解消します。

心臓病 - 関連記事