女性の正常血圧範囲と管理ポイント
基本情報
血圧は血液が動脈壁に及ぼす圧力です。血圧は上の数値(収縮期血圧)と下の数値(拡張期血圧)で表し、単位はミリメートル水銀柱(mmHg)です。収縮期は心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力、拡張期は心拍の間の圧力です。
正常範囲と判定基準
成人女性を含む一般的な成人の正常血圧は120/80 mmHg 以下です。収縮期が140未満、拡張期が90未満の場合は境界域とされ、定期的な観察が推奨されます。140/90 mmHg 以上が続くと高血圧(ハイパーテンション)と診断され、対策が必要です。米国国立心肺血液研究所によれば、米国成人の約25%が高血圧です。
女性特有の注意点
妊娠中、経口避妊薬の使用、更年期には血圧が上昇しやすくなります。必ずしも高血圧と診断されなくても、経過観察が重要です。妊娠高血圧は胎児の低体重や早産、母体の腎臓障害などのリスクを高めます。肥満や遺伝も高血圧リスクを増大させ、米国心臓協会のデータでは、アフリカ系アメリカ人女性の平均血圧は白人女性より高い傾向があります。
測定時のポイント
血圧は毎朝、日常の活動を始める前に測定すると安定した数値が得られます。診察予約は午後を避け、測定前は数分間静かにリラックスしてください。深呼吸は不要で、自然な呼吸を保ちます。足は床につけ、足を組まず、測定中は会話や体の動きを控えます。
管理とセルフチェックのコツ
血圧は少なくとも2年に1回は測定し、問題が疑われる場合は頻繁にチェックします。自宅用血圧計(自動デジタル表示タイプ)を利用し、毎日同じ時間に測定して記録を医師に報告しましょう。測定値に異常がある場合は、10分以上待ってから再測定してください。
