ウォーターピル(利尿剤)とは何か?

種類

処方される利尿剤は大きく3種類あります。ループ利尿剤とチアジド系薬は、体がナトリウム(塩)を吸収する能力を妨げ、余分な水分とナトリウムを尿中に排出させます。その結果、血液や組織にたまる水分が減りますが、同時にカリウムや他の水溶性栄養素も失われます。これを補うために、カリウム保持性利尿剤があり、ナトリウムは排出しつつカリウムの保持を助けます。多くの利尿剤は、これら二つの作用を組み合わせたものです。

利尿剤の主な用途

利尿剤は高血圧(血圧が高い状態)の第一選択薬としてよく処方されます。腎臓に余分な水分の排出を促すことで血液量が減り、収縮期血圧が下がります。また、むくみ(組織に余分な水分がたまる状態)の治療にも使われます。むくみは腹部や下肢に多く見られ、過剰なナトリウム摂取、心機能の低下、リンパ系の閉塞などが原因です。

減量目的での使用は推奨されません

水は重い物質で、余分な水分が組織にたまると体重が3〜10ポンド(約1.4〜4.5kg)増えることがあります(月経前のむくみなど)。しかし、減量目的だけで利尿剤を使用するのは危険です。失われた体重は水分が再補給されるとすぐに戻りますし、脱水や低血圧、カリウム不足による不整脈などの副作用が起こります。カリウム保持性利尿剤は塩分とマグネシウムも排出しますが、マグネシウムは血圧と心機能の正常化に重要です。

自然に利尿作用を持つ成分

腎臓の働きを高め、細胞外液の排出を助けるハーブや食品が多数あります。コーヒーや緑茶は代表的な利尿飲料です。パセリ、たんぽぽ根、イラクサ、フェンネル、ジュニパー、ゴールデンロッド、ベアベリー(ウバウルシ)なども自然利尿剤として知られています。ただし、植物の有効成分は鮮度や栽培環境に左右されるため、専門家に相談し、他の疾患や薬との相互作用を確認してから使用してください。

注意点

長期にわたる利尿剤の使用は、心臓の不整脈リスクやコレステロール・中性脂肪など血中脂質の上昇を招く可能性があります。また、腎機能障害、極度の疲労、足や脚の筋痙攣、失神、胆石リスクの増大なども報告されています。高血圧を伴う糖尿病患者は、利尿剤以外の治療法について医師と十分に相談すべきです。

高血圧 - 関連記事