高血圧を引き起こす主な要因とは?
高血圧(hypertension)は、心臓に余計な負担をかけ、心臓病、脳卒中、腎臓病など深刻な合併症を招く恐れがあります。血圧は、動脈が狭くなる(末梢血管抵抗の上昇)か、血液量が増えることで上昇します。個々の患者で原因を特定するのは難しいことがありますが、リスク要因は多数報告されています。
塩分(ナトリウム)
食事中の食塩(塩化ナトリウム)を過剰に摂取すると、体内に水分が保持され血液量が増加し、血圧が上昇します。加工食品に含まれるグルタミン酸ナトリウムやベーキングパウダーなどの形でもナトリウムが含まれるため、ラベルを確認しましょう。
コレステロール
LDLコレステロールがプラークを形成し、動脈を狭めて硬くします。そのため、飽和脂肪酸の摂取を控えることが重要です。食物繊維が不足すると高血圧リスクが高まりますが、全粒穀物、果物、野菜は予防に有効です。
肥満
肥満が交感神経を過剰に刺激し、腎臓でのナトリウム再吸収や血管収縮を促すと考えられています。また、肥満は糖尿病や悪性コレステロールのリスクを高め、身体活動の低下も高血圧と関連しています。
カフェイン
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、特に高血圧リスクがある人において血圧を上昇させることが研究で示されています(例:2000年7月の『Hypertension』誌)。
腎臓・その他の疾患
腎臓の機能が低下しナトリウムや水分の排泄が不十分になると高血圧が生じます。逆に高血圧が進行すると腎臓にさらなるダメージを与えます。腎臓病は血中LDLコレステロールを増加させ、糖尿病も腎性高血圧の要因となります。
遺伝的要因
アフリカ系アメリカ人など特定の人種は高血圧の罹患率が高いことが知られています。また、家族に高血圧や心臓病の既往がある場合、血圧管理に注意が必要です。
