局所テストステロンクリームの使用方法と効果
テストステロンは男女ともに必要なホルモンで、男性は性器の健康維持や声の低さ、筋肉量の増加などの男性的特徴を、女性はエストロゲンやプロゲステロンとともに生殖周期の調整や性機能の正常化に関与します。テストステロン補充療法は経口薬や外用薬(クリーム、経皮パッチ、ジェル)で行われます。
男性のホルモン補充療法
テストステロンクリームやジェルは、自然にテストステロンが十分に産生できない男性の低テストステロン症状を改善します。主な症状は性欲・性機能低下、エネルギー不足、抑うつ、筋力低下、骨折しやすさ、声が浅くなるなどです。外用製剤は皮膚からテストステロンを吸収させ、体内のホルモンレベルを正常化します。
更年期障害の緩和
更年期の女性はテストステロンクリームを使用することで、体内のテストステロン濃度を上げ、性欲の向上や皮膚の乾燥・薄さの改善が期待できます。また、ホルモン変動に伴う膣の炎症や乾燥感の軽減にも役立つことがあります。
外陰部リケン・スコロシス(苔癬)
リケン・スコロシスは全身のどこにでも現れる皮膚疾患で、外陰部や膣に生じると皮膚が光沢を帯び、薄く白くなります。かゆみや痛みを伴う裂傷が主な症状です。治療はステロイド外用薬や低オキサレート食が一般的ですが、テストステロンやプロゲステロンの外用クリームも有効とされています。
女性から男性へのホルモン療法(FTM)
性別適合手術を目指すトランス男性は、テストステロン療法により男性的二次性徴を誘導・維持します。日常的に少量のテストステロンクリームを皮膚に塗布し、毛髪の増加・パターン変化、体脂肪分布の変化、声の低下、筋肉量増加、性欲向上などが現れます。
性欲低下に悩む女性への治療
慢性的に性欲が低い女性に対しても、テストステロンの外用が検討されています。妊娠を希望する女性は使用できませんが、性欲の正常化を目指すケースがあります。ただし、効果は科学的に十分証明されておらず、現在も研究が進められています。
