にきび治療に使うスピロノラクトン:用量・効果・注意点

処方されたにきび用薬のラベルに「Spironolactone 100 mgを毎日服用」とありますが、これで適切なのでしょうか?過不足の心配がある方へ、スピロノラクトンの服用方法と注意点をわかりやすく解説します。

スピロノラクトンは25 mgと50 mgの錠剤があり、医師の指示に従って1回にまとめて服用したり、分割して服用したりできます。本来は高血圧治療薬として開発されましたが、にきび治療は「オフラベル」使用として広く行われています。にきびの原因となる皮脂の分泌を抑えることで、にきび菌の増殖を防ぎます。

推奨用量

  • にきびに対する用量は1日あたり25 mg〜200 mgが一般的です。多くの場合、初期は100 mgから開始し、症状や副作用の様子を見ながら徐々に増量します。最大でも300 mg程度までが上限とされています。

効果の現れ方(経過)

  • 患者によっては服用開始直後に改善を感じることがありますが、顕著な効果が現れるまでに最大で6か月かかることもあります。皮膚の赤みや油分が減少し、余分な顔毛が目立たなくなることがあります。また、軽い倦怠感を感じることもあります。

    スピロノラクトンは利尿作用があるため、排尿回数が増えることがあります。

対象となる患者

  • 2009年12月号『Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology』によれば、女性では比較的安全に使用できるとされています。一方、男性への使用は性欲低下、勃起不全、乳房肥大などの副作用が報告されており、慎重に判断されます。妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、医師に必ず相談してください。スピロノラクトンは男性胎児の性発達に影響を与える恐れがあります。

重大な副作用

  • スピロノラクトンはカリウム保持性利尿薬です。カリウムサプリメントと同時に使用すると、血中カリウム濃度が危険なほど上昇する「高カリウム血症」を引き起こすことがあります。突然の筋力低下、呼吸困難、手足のしびれ、心拍数の極端な減少や不整脈が現れた場合は、直ちに救急車(119)を呼ぶか最寄りの救急医療機関へ搬送し、服用中のすべての薬剤を持参してください。

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